手話の力

手話はみんなのためにある

そう思ったコンサートでした。

手話って、聴覚にハンディのある人のためのものだと思っていたけど、違ったよ。みんなの心を豊かに表現するためにあるんだよ。

思いを手に託す。

歌も同じ。思いを声の響きに託す。

そして、託すと同時に、相手を信じる。

相手が受け取ってくれると信じる。

相手の受け取りに託す。

言葉は、重ねることができるけど、歌や手話は重ねることができないから、相手を信じて、自分を信じて、その後を託す。

この、託すという行為は、思いを手放す。ゆだねる。そんなことにもつながっていく。

そこにお互いは感じ合う、思いやりや、信じ合う絆ができるのだろうな。

昨日のコンサートの場には、そんなあたたかな空気が満ち溢れ、素敵な素敵な時間となりました。

手話といういつもとは違う方法を知ったことで、こんなにも世界が広がるなんて、本当に多様な社会というのは、こんなことを言うのだろうな、とつくづく感じました。

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