きれいごとではすまされない発達障がいとの日々②こだわり

こだわりが執着にかわるとき 

発達障がいのあるある。

こだわり、って大変です。

まわりも本人も。

同じものしか食べない。同じものしか着ない。
同じ行動を繰り返す。何度も同じことを聞いてくる。

これ、こだわり、って呼んでます。

我が家の子も、こだわりがたくさんありました。

そう、過去形です。

あったのです、こだわり。

今は、好み。

もうね、何年も何年も、おやつはじゃがりこ。

コンビニ周り大好きだから、いろんなコンビニ行くのに、店内を楽しそうにまわって、買うのはじゃがりこ。

「どうしてじゃがりこばかり買うの?」

「おいしいから❤️」

そうだよね。ただ単においしいから。

これを、拒否ると、途端に執着しはじめる。

「たまには他のにしたら?」
「どうせじゃがりこ買うのだから行かないよ」
「家にまだあるから、じゃがりこはだめ」

今、じゃがりこ買って美味しい気持ちを味わいたいのに、それが認められなかったとき、それは、執着へと変わっていく。

執着に変わったこだわりは大変だ。本人も望まなくでも買わないと気がすまなくなるのだから。

余って余って大変で、家中の人のおやつがじゃがりこになってしまう。

でも、好み、だと。たまには他のお菓子を買います。
気分によって、他のお菓子に好みが変わったりもします。

過去、何度も何度も私が執着を作ってしまいました。

水筒。靴。洋服。お弁当箱。

それが欲しい、という気持ちを受け取らずに、私が突っ返した時、

娘の、この水筒がかわいいな、欲しいな、という気持ちが執着にかわり、大変でした。

本人たちからしたら、ただの好み。

それを拒否された時、好みがこだわりになり、そして、執着へと移行していくような気がします。

こだわりと依存の間

なんで、こだわりのこと書いたかというと、新聞に最近連載されているゲーム依存症の記事を読んだから。

私、自分の子が鬱状態になったことある。その時って、何にも楽しいことがない。ゲームやテレビすら楽しくない。1日ただ息するだけ。息してくれるだけで感謝。

そんな日々もあったから、ゲームするなんて元気な証拠!なんて、思っちゃう。

それに知的に障害が重い子のお母さんからは、ゲームすることが出来ていいねえ。ゲーム通してお友達と遊べるもんね。なんて言われたりもするから、ゲームできることって素敵じゃない。なんて、ゲームし過ぎって心配する人には、伝えてきた。

だけど、連載の記事読んだら、そうじゃない子もいるんだなあ、って思って。うちの子はゲーム禁止とかないし、時間も決めたことないけど、ちゃんと自分のペースでゲームと付き合っていたから、依存になるのとどこが違うのかな、って考えてみた。

個人的な見解です。
ゲームすることに罪悪感を持っている。
ゲームはいけないことである。
そんな思いと一緒にゲームをしていると、今、現在ゲームしていても、幸福感とか、楽しかった気持ちを味わえないのではないだろうか。
満足しない=飢餓感が積み重なる。もっともっと、と思い始める。

あ〜、楽しかった。満足、満足。
そんな、おなかいっぱいの気分を味わうことで、じゃ、他をしてみようとか、思うんじゃないかなあ。

今を心から楽しんだ時、満足して次のステップに進める。

ゲームして楽しかったねえ。もっとしたいねえ。
そんな風に、子供の気持ちに寄り添うことが、本当は子供が欲していることではないかなあ。

こだわりか、好みか、ということの間にも、
共感してもらえたっていう満足感があるような気がする。
共感してもらえることで、満足感も増し、そうでないと、飢餓感から、やめられなくなる。

もちろん、気がするだけ。
何の根拠もなく、個人的体験による個人的見解。

全面解決にはならないかもしれないけど、

子供って、どんな自分も認めてもらいたいのだ。
自分を認めてもらうってことは、今の気持ち、どんな気持ちでも状態でも在ることを認めてもらうってこと。
認めてもらえたら、ただそれだけでいいのかもしれない。

意識を向ける方向で人生も大きく変わる

朝、どうしても、コンビニのサラダが食べたいという娘のために、買いに行きながら、これって、わがままなのかもしれないし、甘い親かもしれないけどなあ、ってやっぱり一瞬思った。

でも、私は、今、娘はきっと、昨日食べて美味しかったあのサラダを食べて美味しいなあ、って思って1日を始めたいんだよね、って思って、一緒に美味しい朝を迎えようって方向に意識を向けた。

正解なんてないから、今朝の私はそうした。

美味しい朝になった。

でも、明日の私はそうするかどうは分からない。

意識を向ける。意図することで、人生の日々は大きく大きく変わる。

ボイスヒーリングは魂のレッスン

今後のイベント

平和のたねコンサート「ぼだい樹の唄がきこえる」

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