こだわりが執着にかわるとき
発達障がいのあるある。
こだわり、って大変です。
まわりも本人も。
同じものしか食べない。同じものしか着ない。
同じ行動を繰り返す。何度も同じことを聞いてくる。
これ、こだわり、って呼んでます。
我が家の子も、こだわりがたくさんありました。
そう、過去形です。
あったのです、こだわり。
今は、好み。
もうね、何年も何年も、おやつはじゃがりこ。
コンビニ周り大好きだから、いろんなコンビニ行くのに、店内を楽しそうにまわって、買うのはじゃがりこ。
「どうしてじゃがりこばかり買うの?」
「おいしいから❤️」
そうだよね。ただ単においしいから。
これを、拒否ると、途端に執着しはじめる。
「たまには他のにしたら?」
「どうせじゃがりこ買うのだから行かないよ」
「家にまだあるから、じゃがりこはだめ」
今、じゃがりこ買って美味しい気持ちを味わいたいのに、それが認められなかったとき、それは、執着へと変わっていく。
執着に変わったこだわりは大変だ。本人も望まなくでも買わないと気がすまなくなるのだから。
余って余って大変で、家中の人のおやつがじゃがりこになってしまう。
でも、好み、だと。たまには他のお菓子を買います。
気分によって、他のお菓子に好みが変わったりもします。
過去、何度も何度も私が執着を作ってしまいました。
水筒。靴。洋服。お弁当箱。
それが欲しい、という気持ちを受け取らずに、私が突っ返した時、
娘の、この水筒がかわいいな、欲しいな、という気持ちが執着にかわり、大変でした。
本人たちからしたら、ただの好み。
それを拒否された時、好みがこだわりになり、そして、執着へと移行していくような気がします。
こだわりと依存の間
なんで、こだわりのこと書いたかというと、新聞に最近連載されているゲーム依存症の記事を読んだから。
私、自分の子が鬱状態になったことある。その時って、何にも楽しいことがない。ゲームやテレビすら楽しくない。1日ただ息するだけ。息してくれるだけで感謝。
そんな日々もあったから、ゲームするなんて元気な証拠!なんて、思っちゃう。
それに知的に障害が重い子のお母さんからは、ゲームすることが出来ていいねえ。ゲーム通してお友達と遊べるもんね。なんて言われたりもするから、ゲームできることって素敵じゃない。なんて、ゲームし過ぎって心配する人には、伝えてきた。
だけど、連載の記事読んだら、そうじゃない子もいるんだなあ、って思って。うちの子はゲーム禁止とかないし、時間も決めたことないけど、ちゃんと自分のペースでゲームと付き合っていたから、依存になるのとどこが違うのかな、って考えてみた。
個人的な見解です。
ゲームすることに罪悪感を持っている。
ゲームはいけないことである。
そんな思いと一緒にゲームをしていると、今、現在ゲームしていても、幸福感とか、楽しかった気持ちを味わえないのではないだろうか。
満足しない=飢餓感が積み重なる。もっともっと、と思い始める。
あ〜、楽しかった。満足、満足。
そんな、おなかいっぱいの気分を味わうことで、じゃ、他をしてみようとか、思うんじゃないかなあ。
今を心から楽しんだ時、満足して次のステップに進める。
ゲームして楽しかったねえ。もっとしたいねえ。
そんな風に、子供の気持ちに寄り添うことが、本当は子供が欲していることではないかなあ。
こだわりか、好みか、ということの間にも、
共感してもらえたっていう満足感があるような気がする。
共感してもらえることで、満足感も増し、そうでないと、飢餓感から、やめられなくなる。
もちろん、気がするだけ。
何の根拠もなく、個人的体験による個人的見解。
全面解決にはならないかもしれないけど、
子供って、どんな自分も認めてもらいたいのだ。
自分を認めてもらうってことは、今の気持ち、どんな気持ちでも状態でも在ることを認めてもらうってこと。
認めてもらえたら、ただそれだけでいいのかもしれない。
意識を向ける方向で人生も大きく変わる
朝、どうしても、コンビニのサラダが食べたいという娘のために、買いに行きながら、これって、わがままなのかもしれないし、甘い親かもしれないけどなあ、ってやっぱり一瞬思った。
でも、私は、今、娘はきっと、昨日食べて美味しかったあのサラダを食べて美味しいなあ、って思って1日を始めたいんだよね、って思って、一緒に美味しい朝を迎えようって方向に意識を向けた。
正解なんてないから、今朝の私はそうした。
美味しい朝になった。
でも、明日の私はそうするかどうは分からない。
意識を向ける。意図することで、人生の日々は大きく大きく変わる。
ボイスヒーリングは魂のレッスン
今後のイベント
平和のたねコンサート「ぼだい樹の唄がきこえる」
https://www.kokuchpro.com/event/20685f580d7ae47cda0626f432d4076d/