絵本の思い出1

神様からのおくりもの

おんぎゃあ、おんぎゃあ、おんぎゃあ、で始まるこの絵本。

切り絵の可愛らしい赤ちゃんが並んでいて、

子供達のお気に入りの絵本の一つでした。

神様は、一人の赤ちゃんに一つずつおくりものをくださいます。

という話で、

よく泣く赤ちゃんは、歌の大好きな子に育ちました。

よく食べる赤ちゃんは、元気のいい子に育ちました。

など、一人一人のいいところを描いてあります。

この本を読むと、必ず、

ママ、私の贈り物は?って聞くんです、どの子も。

目をキラキラさせながら。

そうねえ、って一人ずついいところを言ってあげると

とってもとっても嬉しいそうな、満足そうな顔をするんです。

でも、時々、ある子のおくりものが思い浮かばないこともある。

ちょっと反抗期だったり、なんとなく心がすれ違っているな、と思う時、そんな時は思い浮かばないのです。

反抗期も、不思議と一緒に来ることはなくて、誰かがちょっと荒れていると、他の子は、おとなしくしていて、その子が落ち着くと、次は私よ!とばかりに反抗し始める。この繰り返し子だったなあ。

だから、時々、この絵本読んでは、ちゃんとみんなに心を向けているかな、って自分に問い直して、そして、もし、おくりものが思い浮かばなかった子がいたら、次の日からは、ちょっとだけその子をたくさん見てみよう、って思ったものでした。

クリスマスが近づいてきたから、思い出した絵本でした。

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