障害のある人と働く意味を考える集い2019報告①

あなたとわたしのハーモニー

音楽劇「あなたと私のハーモニー」

届けたい思いは、みんな違っているから人生は広がり豊かなものとなる。

違いは新しい世界への入り口。

あなたの人生と私の人生の調べは、森の小道を行く時の鳥たちのさえずりのハーモニーのようなもの。

お互いの人生を尊重しあい、そして、彩り合う、

そんな世の中になったらいいな。

自分と違った個性の子供との日々は、大変で大変で、
でも、愛しくて愛しくて、
たくさんの涙を流しました。 

歩むスピードも、歩む道も、
自分の子供だけど、自分とは違ったものでした。

でも、父は、自由に羽ばたくその日まで
守り続けるから。

 

お母さん、聞いてほしいことがあるの。

私ね、人に気持ちを伝えるのがちょっと苦手なの。

だから、ゆっくりとした時間をください。
そして、
表面の言葉ではなく、心で感じてください。

お母さん、ありがとう、大好きだよ。

客演の、アラマキテルノブさんによる優しい心に染み入るようなギターと、キラキラとした光を添えてくれるような加護ひかりさんのピアノによるバックミュージックに支えられ、

私たちの初の試みの音楽劇「ハーモニー」は、何かしらのメッセージを伝えられることができました。

また、第二部の、大塚れなさんの歌と木下順子さんのピアノによる癒しのプログラムは圧巻でした。

手話付きの歌は、耳の不自由な方だけではなく、全ての方の心に歌の歌詞をより伝えることができます。

心を洗われるような、揺さぶられるようなお二人の演奏に、会場じゅうが心を潤す涙で覆われました。

れなさんはブログでこのように書かれています。

私たちはこれからもバリアフリーコンサート「あなたとわたしのハーモニー」を続けていきます。

今とても大事に思っていることがあります。

それは、私達が、みんなで一緒にいる時間や場所をつくること。

障がいがあるとかないとか、そんなことも関係なくて、同じ場所にみんながいることを、実現できたらと思います。

そうすれば、私たちはお互いのことを、もっと知ったり感じたりできるはずです。

その出会いの場になればという気持ちで、私は仲間と一緒に、バリアフリーコンサートを続けています。