「枠」とか「制度」とか

枠とか制度とか、
人が人のために作ったものなのに、
いつの間にか
人を縛るものにもなりかねない。

こんなことがあった。

内気な娘が大好きなアイドルショップでバイトを募集しているのを知り、
ほんとうに初めてのことだけど、
自分で履歴書書いて、
面接に一人で行った。

もちろん、
店までは一緒で
部屋に一人で入っただけなのだけど、

彼女にとっては、
すごいこと!!!

それを通っている事業所の支援員さんに伝えたら、
「バイト始めたら、ここには通えなくなりますよ」
と言われた。

制度だから仕方ないのだろう。

だけど、
そもそも、障害者の自立めざして作られた制度なのに、
きっと、作った人は、それぞれの自立を望んで作ったのだろうけど、
その制度が自立を阻んでいるのだ。

制度を守ることが目的になってない?

同じようなことを、また聞いた。

近所のお菓子屋さんを、
クリスマスなどの忙しい時期に手伝って、
謝礼をもらったら、
今受けている支援が受けられなくなる
可能性があるそうだ。

大好きなお菓子作りで、
忙しい時にありがとうと言われて、
バイト代ももらえるなんて、
こんなに自信になることないよね。

でも、
今の居場所なくなるかも、
と思うと、
行動するのは怖くなる。

制度だから仕方ないの知ってる。

だけど、

制度を守っていくことが目的ではなく、

一人一人の人生を共に創ることが目的のはず。

大きな大きな軸は持っていたい。

何らかの
違った言葉かけ

違ったアクション

そんなことが、未来を変えるのだろうに。

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