トコトコ突撃インタビュー①KKRホテル博多編

みえないトコがいいところコーナー

KKRホテル博多編

 

美佳)「はい。それでは、みえないトコがいいところコーナーです。

今月は、ここ福岡市中央区薬院にあります、KKRホテル博多、のロビーで、広報担当のカキモトさんにお話をうかがいたいと思います。」

美佳)「こんにちは~。」

カキモトさん)「こんにちは~。よろしくお願いします。」

美佳)「よろしくお願いしまーす。どうして私がここにいるかと言いますと、こちらKKRホテル博多さんで、実は発達障がいに関してのセミナーを12月にさせていただきました。そのご縁でこちらで、インタビューさせていただいています。カキモトさん先日のセミナーを受けていただいて、何かご感想とかありますか?」

発達障がいについて知ること

カキモトさん)「なんかこう、なかなか触れ合うことが無いというか、目に見えてないからこそなんですけども、ほんとに今まで考えたこともなくて、今回初めてお越しいただいたときに、最初はそんなことはあるんじゃないかなとも思ったりしていましたが、例えば何かが気になりすぎるだったりとか。」

美佳)「誰でもあることではないかっていう。」

カキモトさん)「そうですね。なんかこう、みんな普通にあることなんだけど、それが合わさったら困難なこともあるという認識を、ご自身もでしょうけど、周りもやっぱり難しくて、なんでできないのって問い詰めてしまう気持ちだったりとかすごくわかったので、線引きができないものを自分の中で、こう何かこう…ちゃんと理解をしてやっていかないときっと私たちみたいなサービス業は、もっともっと細かなところに繊細に気を配るべきなんだなぁと思ったというか、なんか、ほんとに気付かないことを気付かせていただいたような気がしました。」

美佳)「そうですか。良かったです。なんかホテルでお役に立ちそうなこととかありました?」

カキモトさん)「一番印象に残っているのは、スピーカーのそばが怖いだったりとか、同じ一定方向からの光を浴びることに違和感のある方がいらっしゃるというお話があった時に、私たちは結婚式ですとか、宴会ですとかそういった場面でどうしても席配置というのは、そんなことにはやっぱり気を配ってはいないような気がして、席配置はその、上座、下座といったことももちろん気にかけていきますし、そこに座られた方がその席に違和感があるなんてことは、今まで考えたことがなかったので、これをこう、どうしていくという対策は今実際、まだ思い浮かんではないところですが、何かを気遣う方向性というか、もっと今まで考えてない感覚を持ってお客様に接することで、もしかしたら、あっこの席じゃなくてあの席がって言えるような、空間づくりをできればなぁと今回初めて思いました。」

美佳)「そんなんですね。なんかすごく嬉しいなと思います。私たちは、例えばその子育てとか日常的に触れ合っているからその音が敏感とか光が敏感ていうことが自分の中では当たり前っていうかなんかそれに慣れきっちゃっているので、当然みんなも知っているんだろうっていう風に逆に思ってしまう、」

カキモトさん)「はぁ~~。そんなんですよね~。」

美佳)「そこが、なんか誤解の始まりだと思いませんか。」

カキモトさん)「はい。そうだと思います。」

美佳)「知らない人がいて当たり前なのに、自分の普通の環境の中にいると、きっと知ってるんだろうなっていう思い込みでね、そうすると、お互いにすれ違ったり、誤解があると思うので、なんかそのういう風に感想を言っていただくと、ありがたいというかね、私もまた、そうだったよねと思い出す。」

カキモトさん)「ああ、そんなんですね。なんかこう、どちらサイドからもちゃんと視点を持たなければいけないなと今回初めて本当に思いました。」

美佳)「だって、ほんとに知らないだけで、誰が悪いとかっていう問題でもないじゃない。どっちが悪いとか、誰のせいだという問題ではなくて、知らないだけ、ただそんだけのことって多いな~と思って。でもなんかもうほんとに、光とか音が苦手な人がいるということを知ってもらうだけで具体的な解決策っていうのは、もう個々に応じるしか無いと思うんだけど、そういう視点を持っていただくだけで、たぶん変わると思うんですよね~。」

カキモトさん)「はい。」

美佳)「知らないと知ってるのね、違いって全然違いますよね。」

カキモトさん)「そうですね。セミナー受けさせていただいた後でやっぱりスタッフ同士、集まった時に、『いや、考えたことない』ってなって、例えば私たちは、いろんなスタッフがいて、お客様に、新郎新婦様に触れ合うだったりとか、宴会の幹事さんに触れ合うってスタッフだけもいますし、当日サービスに入るスタッフは、サービスのタイミングで気づくこともあると思うんですよ。やっぱりそういうお声がけってしにくいんだと思うんですよね。席が決まってるものを変えてくれっていうのは、やっぱり。ただ、そういう思いがあるかもしれないとスタッフが考えていこうねっていう話ができたのがすごくこう私も印象的で。」

美佳)「はい。私たちも嬉しいです。もしかしたら新郎さんとか新婦さんが少しその傾向がね、自分でも気づかずにある場合とか、にね、もっと心地よく結婚式が気持ちよく、ね、いい時間になればいいですよね。」

カキモトさん)「はい。なんかもっと考えていこうと思いました。」

たくさんの方に非日常の空間を感じてほしい

美佳)「あ~、ありがたいですー。ありがとうございます。あの、KKRさんでは、これは一連の取り組みの一つだったんですよね。」

カキモトさん)「はい。2019年の10月に20周年をみなさまのご愛好の元、迎えさせていただいて、長くご愛好いただいているということで、新しい何か取り組みができないかな、ということで20周年プロジェクトという館内のやっぱりこう、部署ごとでどうしても動いて仕事って動いていくものなんですけども、たまにはこう、いろんな部署の人間で集まろうっていう話になって、20周年プロジェクトということで各部署から代表を出して、うちの部署ではこんなことがあるんだけど、こんなことってどうしたらいいかなぁとか、例えばこんなイベントやろうと思うんだけど、どうでしょうということを、部門を取っ払って色々取り組んでいこうっていうことになって、そのプロジェクトの一環で、サービス業なんでやっぱりお客様、たくさんのお客様のいろんなニーズとかもっと隠れたものだったりとかそのあたりをちゃんと聞いていこうねっていうことの一環にこのセミナーを開催していただいたっていう運びがあって。」

美佳)「素敵ですね。やっぱりこう、いろんな視点を持つ、持っている人が増えれば増えるほど、幅広く、より深いサービスにきっとなっていきますよね。今までどういうことがあったんですか?」

カキモトさん)「その他にですね、視覚障がい者の方の接客に対しての講習を受けさせていただいて、なかなか恥ずかしながら20周年と言いつつ、過去あまりそこに携わるというか、ことがなくてもちろんお客様にそういった方がお越しになることがもちろん多くあるので触れ合ってはいるので、ただ触れ合って、触れ合っていても何かこう、こうすべきだったりとか、何がどうであったら助かるといことを全然知らないまま、できる限り、と思って、ベストを尽くしたつもりだったんですが、視覚障がい者の研修では例えばこう、お皿を置くときに、お皿を置くって当たり前の行動として邪魔なものをよけようとしてしまうので、グラスを少し動かしてしまったりしたときに、確かに考えてみれば、その視覚障がい者のお客様からすると、さっきあったところにグラスが無いっていうことが、どれだけご不安になるのか椅子を立とうとしたときに、私たちは椅子を引かなきゃいけないと認識をしているので、椅子を引いてしまったらすごく驚かれてしまったりだとか、一切考え付いたことが無くて。で、改めてそういった研修を受けさせていただいて例えばこう、お皿を変えたらお皿の端に手を当てて差し上げてここに新しいものが来ましたよと、やるっていうことだったりも恥ずかしながらなかなか、思いつけなかったところだったので、改めてきちんとどういうことが補助になるのか、いきなり、『こちらが』ってお声をかけることが、私たちとしては素晴らしいサービスだと思ってしていたということが、とても驚かれて、恐怖に結びついているだったりとか、いろんなことをこれも考えさせられましたね。これについてはあのもう、一から勉強をもう一度しようっていうことで、」

美佳)「ほんとですよね。これももうほんとに知ってるか知らないかだけで、良かれと思って、ね、別に悪意でもなく、だからそんなにお互いの理解の仕合いっこですよね。私たち当事者側にもいるときがあるのでその時にやっぱりこう、知らないだけなんだってこっちも思うことが大事かなって最初からね、もうあの文句とかさ、どうしてしてくれないのとか、分かんないんだからって、言う風に思ってしまうと、そこでもう壁ができちゃうのかな、自分から壁にね、作っちゃうと困るので、お互いに思いやるだけですよね。でもほんとに知っていただけるだけでどれほど広がるかなと、来やすくなるだろうしね。」

カキモトさん)「そうですね。『あの、ホテルは、行きやすい』っておっしゃっていただける方が、増えるのが一番嬉しいですね。」

美佳)「そうですね。来て、美味しいね、料理食べたり、あとちょっとリッチな空間にいるような雰囲気を味わったりする、非日常っていうんですかね。」

カキモトさん)「何よりそれをコンセプトにしています。」

美佳)「非日常を味わいにいろんな人が来れたらいいですよね。」

カキモトさん)「はい。」

美佳)「素敵な取り組みだと思います。」

カキモトさん)「はい。ありがとうございます。」

美佳)「これからもじゃあ続いていくんですね。他のプロジェクトがね。」

カキモトさん)「そうですね。一応今までのそのセミナーに関わるセミナーではなかったんですが、あの、いろんな方々という意味合いでLGBTの方にも焦点を当てようということで、いろんなもちろんこう感覚の方がいらっしゃるところで私たちそのLGBTの方々を描いた映画をわたくし共で映画の鑑賞会をさせていただいたり、トークイベントなんかも設けさせていただいてそういった件に関してもみんなで知識を深めようという会を設けておりました。」

美佳)「はい。私もそれはね、参加させていただいたんですが、すごく勉強になったし、ちょっと会場が素敵なとこだったので。」

カキモトさん)「ありがとうございます。」

美佳)「それはそれで、ああ、なんかいつもの講演会とかセミナーって、硬い椅子に座って机でこうしてするのとまた違った雰囲気で受けたのは、印象的でした。」

カキモトさん)「性的マイノリティーというものをもっと一般的な理解がもっとより良いものになればいいなという取り組みの一環で。」

美佳)「ほんとですね。これも知らないだけであって、だからほんとに。びっくりしたりとかするかもしれないけど、知ってしまえば、そこからもう新しい世界が始まっていくのかなぁって思ってます。はい、ありがとうございます。じゃあ、KKRさんは、日ごろはだいたいどんなコンセプトっていうかですね、」

人と光と緑の調和をコンセプトに

カキモトさん)「そうですね、“人と光と緑の調和”というキャッチフレーズをコンセプトにさせていただいて安らいだりとか、柔らかい空間の中でみなさまが、それこそ先ほどおっしゃっていただいたような非日常を感じていただける、そんなホテルを目指しております。」

美佳)「わぁ~なんか素敵なあの、キャッチフレーズですね。人と光と緑…緑ってまた、いいじゃないですか。なんか緑って目も安らぐ感じがするし、空気もいいのが入ってくるような、ね、言葉だけ聞いただけでも、気持ちがよくなりますね。」

カキモトさん)「ありがとうございます。なんかこうホテルってどうしてもなんていうんでしょう、重厚感があっていいんですけど、ちょっとこう閉鎖的と言いますか、中に入ってしまえばもうずっと壁を見続けるしかないようなホテルがどうしても多くなってきてしまうのでわたくし共では至る所にガラスを設置させていただいて外が見えるようにさせていただいているので、ロビーにこんなに光が降り注ぐホテルもなかなか珍しいですし、こう心地よく過ごしていただける、博多・天神からもちょうどいい快適な距離感になりますので、そういった声もみなさまからいただきます。」

美佳)「わ、素敵ですね。私もこう入ってくるときにガラス張りだと中が見えて、ちょっと入りやすいです。なんかあんまり立派なホテル、なんか見えないとちょっとここ入っていいのかどうなのか。」

カキモトさん)「ちょっとこう臆するところありますよね。」

美佳)「ほんと気持ちがよい空間ですよね。」

カキモトさん)「はい。ありがとうございます。」

美佳)「中で働いている方もやっぱり光が入ってきたりだとか、緑がなんか職場環境にあると、いいですよね。」

カキモトさん)「はい。そうですね。」

美佳)「はい。今日は本当にありがとうございました。あとなんか大きなイベントがありますか?」

伊万里・松浦フェア開催のお知らせ

カキモトさん)「はい。ただいまですね、先行開催もしているんですが、伊万里・松浦のフェアを2月26日から開催させていただく予定になっておりまして、ホテル全館イベントとして今は伊万里・松浦の特産品を物産展としてロビーで開催しておりますのと、伊万里焼のロビーギャラリーを1月の29日から開催をさせていただきます。で、2月26日にオープニングレセプションパーティということで伊万里・松浦の特産品でこの日限定のビュッフェをご準備させていただいております。」

美佳)「はぁ~、素敵ですね。」

カキモトさん)「1名様1万円でなんとお土産もついて、抽選会もあって。あと、特別ゲストが来るんじゃないかという話を聞いておりますので。」

美佳)「それはぜひ楽しみですね、ぜひ楽しみに行かれてください。」

カキモトさん)「伊万里・松浦の特産品の生産者の方々、20代の独身男性もお越しになるということで良ければ福岡の独身女性の方も良かったらお越しいただければ。」

美佳)「縁繋ぎになるといいですね。美味しそうなお料理とね、素敵な器の写真が載っているパンフレットを見ながら…。お腹が鳴りそうです。」

カキモトさん)「ありがとうございます。あと、ご結婚式では、伊万里・松浦の特産品だけを集めた豪華なメニューをこの機会だけ伊万里・松浦の市の特別協力がなくては実現しなかったメニューを2月3月のご結婚式の方だけに特別にご用意しておりますので。」

美佳)「素敵な記念になりますね。」

カキモトさん)「そちらとあとレストラン、各レストラン、和食のレストランと洋食のレストランハッピーヒルと和づくり萌木という和食のレストランでも特別メニューをご用意しておりますので、はい、ぜひお越しいただければと思います。」

美佳)「はい、ぜひ行きたいなと思います。はい。じゃあ、パンフレット後でいただいて、またラジオでも紹介させていただきたいと思います。」

カキモトさん)「ぜひよろしくお願いします。」

美佳)「今日はお忙しいところ、ほんとにありがとうございました。」

カキモトさん)「こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。」

美佳)「はい、こちらこそ、よろしくお願いいたします。」

カキモトさん)「ありがとうございました。」

このインタビューの音声はこちらから聞けます。

https://youtu.be/ybJO_Q_ySx4