第3回の「障害のある人と働く意味を考えるつどい」を開催します。
この集い、2月に第2回目を開催したんです。
ところが、そのあとにコロナウイルスの感染が拡大して、状況がすっかり変わってしまったのです。
Togatherlandは、一般社団法人として3人の理事で運営しています。
そして、それと同時に、活動を応援してくださる賛助会員の中から、特に実際に動いて応援するよ、というサポートスタッフがいます。(今の所、賛助会員はみんなサポートスタッフです。逆に言うとサポートスタッフになりたいから賛助会員になる人がほとんど)
そんなサポートスタッフの中から、これまた、自己表現を通して自己肯定感を高めていこう!というメンバーで、「ハーモニー部」というのを作っています。これは、正式名称は『そのまんまのあなたと、そのまんまの私のハーモニー』という長い名前です。
自己表現しながら変容していく自分たちの過程を見てもらうことにより、世の中の人たちにも、『みんな違っているからこそ新しい世界が生まれるんだ。違っていていいんだよ。みんなみんなそれぞれに素晴らしい存在なんだよ』ということが心から心へと届けばいいな、と、活動しています。
この活動が、実は、多分、今までの世間一般の「部」の活動からは、少し離れていて、私たち独自のものだので、ちょとご紹介したいと思います。
私、常々思っていたんです!
私たちのステージは、お客さんに対してもバリアフリーをめざしています。
一方で、
ステージの上もバリアフリーなんです。
これって、どういうことかというと、
一般的に、
何かステージをするとなると、(音楽でも演劇でも、その他もろもろのステージは)
練習に練習を重ねると思うんです。
大好きなことを練習するのは楽しいものです。
でも、練習に行きたくても行けない事情の人もいる。
私もそうだった。
コーラスしてくて入っても、昼間の練習のグループだと不登校の子がいて参加できないときがある。(それも突然今日行けない!という状態になる。そんな時、役を引き受けでもしていたら、泣き叫ぶ子を家に置いていかなければならない。これは、地域役員やPTAでも同じことが起こった)
夜の練習だと、なおさら行ける状況にはない。
さらにステージ当日近くになると、まるまる1日拘束されてしまう日が数日あったりする。
もう参加は絶望的である。
だから、
TGLのステージは、できる限りの打ち合わせをオンラインでやって、
練習の回数を最低限にして、
練習の様子の録音や、動画を残して、自主練してもらうことで、みんなの様子がわかるようにした。
結果、誰でも参加しやすくなった。
多様な練習方法を確保した
そして、
いろんな特性の人がいる。
大きな声を出すのが苦手な人。
セリフ覚えるのが苦手な人。
みんな大丈夫!
だから、
マイク使う人もいるし、使わない人もいる
台本や楽譜を持ってもいいし、持たなくてもいい。(私は持つと目が離せなくなるので持たない方がいい人)
ステージにでなくて影マイクでの参加でもいい。
衣装も、好きな着心地のよいものでいい。
体で表現した方がいい人は声ではなく身体で表現する。
楽器の音色で表現したい人は楽器演奏もある。
そして、TGLのステージには
失敗はない!!!!
これ、絶対。
セリフとんだら、誰かがカバーする。
その時に違う言葉がでたら、それに合わせてみんなも動きを変える。
というか、
その時の自分の感情の動きをそのまま出してもらっています。
これって、最初は、え、って戸惑うかもしれない。
だけど、
実は自然だな、って思うんです。
たった今の自分はたった今の自分の真実
これがモットーです。
これってシナリオに沿ってやってきた人には難しんだけど、実際、
自分は自分でいい
って思うための何よりもの体験なんです。
間違っても、その間違った自分の姿が今の真実。
実は間違いなんてないんです。
ちょっと難しいかもしれないけど、
体験しながら腑におとしていくと、
実に生きることが楽になるんです
多様な表現方法が確立してきた
もちろん、観客の方にも伝わるのように、工夫することも大事だから、
そこは、少しずつ改良しています。
今回もマイクとカメラを導入しました。
これで、配信するときの音と画像が格段にいいものになってはっきりとお届けできるようになると思います。
そして、何より、
一人一人の個性がそのまま無理なく輝く活かし方はどんなプログラムがいいだろう。
どんな台本がいいだろうと、
日々考え合うのも楽しくもあり、一つの作品作りであり、
お互いの良さを確認し合う機会でもあり、
もう、過程の全てがいいんです。
どうぞ、そんなハーモニー部の今を見てください。
10月3日10時から、
フェイスブックのページにてライブ配信です。
見逃された方にも、後日動画を送ります。
お問い合わせフォームよりご連絡ください。